経済学の泰斗 故サミュエルソン

ポール・サミュエルソン(Paul A. Samuelson, 1915年5月15日 - 2009年12月13日)は、アメリカを代表する近代経済学者。
ケインズ経済学と新古典派経済学を総合する新古典派総合の理論を確立する。著書『経済学』は長らく近代経済学の基本的教科書とされてきた。1970年、ノーベル経済学賞受賞。

同じく経済学者のロバート・サマーズは実弟クリントン政権で財務長官を務め、オバマ政権の国家経済会議(NEC)委員長を務めているローレンス・サマーズは甥に当たる。

業績
経済学を数学的に精密化し、モデル科学として立脚させた立役者とされる。静学・動学的理論など理論経済学や多岐にわたる応用経済学の分野で幅広く活躍し近代経済学の父とも呼ばれる。新古典派経済学ジョン・メイナード・ケインズマクロ経済学的分析を組み合わせた新古典派総合の創始者としても著名である。厚生経済学の分野では、リンダール・ボーウェン・サミュエルソン条件(ある行動が福祉をより良くするかどうかを決める判断基準)で知られている。また、公共財政理論においては特に公共財と私財における資源の最適配分決定についての研究で知られている。

一方、彼は有名な経済学の教科書『経済学』(日本では『サムエルソン経済学』)の著者としても知られている、1948年に初版が発行され以降50年に渡って定期的に改訂版が出版され続けている。難解過ぎたため理解者を欠いていた感があるケインズの思想を学生が理解できる水準までわかりやすく解説できたのはサミュエルソンの能力のなせる技であり、この出版が後の経済学界へ与えた影響は大きい。

以上wikiより転載


ノーベル経済学賞の受賞理由
「静学的および動学的経済理論の発展に対する業績と、経済学における分析水準の向上に対する積極的貢献を称えて 」

って、理由になるの?



追記 彼は、数学の天才だった。
   経済学を社会科学に引き上げたのは彼の業績といっていい。