故野沢尚に乾杯
どうせ失望するだろう・・・
そう思って観るまいと思っていたが、やっぱり観てしまった。
「坂の上の雲」
まず秋山好古の阿部寛がいい。
阿部というとシリアスとバラエティをこなせるマルチな俳優だが、
今回も良く、芝居の節々に秋山家の家長意識が感じられるのがいい。
私も一応長男であるからかもしれない。
高橋是清の西田敏行もうまい。
もっとも高橋はアメリカで騙されたといっていたが、実際彼は日本でもけっこう騙されている。
本人の性格によるところがおおきいのではないか・・・
ひどいのは児玉源太郎の高橋英樹。
これは明らかにミスキャスト。
イメージが全然違う。
児玉は、小柄で、動きにキレがあり、ユーモアもあり、そしてなにより天才である。
高橋の児玉は、全然それが出ていない。
残念だ。
じゃあ、誰がいいだろうと考えてみる。
真っ先に浮かんだのは、野田秀樹。
しかし大河ドラマの「新撰組！」の勝海舟役ですでに出ている。
ほかに誰がいるだろう・・・
考えてみる。
う〜ん〜
いた。
僭越ながら私などはどうだろうか？
意外とハマるかもしれない。
芝居は、結構自信ある。
私はこうみえても高校の頃、演劇部に入ろうとしたが・・・
部員が女子ばかりで断念した経験がある。
ダメじゃん・・・
でも月影先生のところで２,３ヶ月稽古すればモノになるんじゃないかな？
このドラマは、頑張って作っている印象を受ける。
司馬遼太郎のオプティミスティクで軽快な文章をうまく映像化している。
今後も思ったより期待できるのではないだろうか。
（まだ２話までしか観てないけど・・・）
追記
島村速雄の舘ひろしもひどくないか？
